石坂流って、どんなハリ?

田中美津の治療院 れらはるせ

将軍・家斉の時代(江戸時代後期)に、
将軍家ご用達のハリ医者として、 それも「法眼」と呼ばれた
最高位の医者として活躍した石坂宗哲(1770~1841)。

その彼のやり方を受け継ぐ鍼術(ハリで病いを治すやり方)が
石坂流です。
その特徴は、 ひたすら、
人間の持つ生命力のレベルを高めていこうとする点にある。

肩こりや腰痛、冷え、胃弱…といった
日々の不調が治るのはむろんのこと、
からだのグレードが上がっていくことで、
そういうものが 出にくいからだになっていく。
たとえ出ても一食抜けば、早寝すれば、
すぐによくなる…といったからだに。

いわば生き物として上等なからだになっていくわけね、
それが石坂流。

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石坂流は、主に背骨の周りに、ハリを打つ。

ご存知のように、
背骨や関節を動かしているのは筋肉であり、
筋肉のバランスが崩れると 背骨や関節が歪み、
そしてそれを補うとする為に 「硬結」ができる。

これが脊髄神経の働きを邪魔するせいか、
硬結があることで、痛みやさまざまな不調が生じ、
自己治癒力も、もちろんダウン。
その挙句に病名が付くような具合の悪さをしょい込んでしまう。

そのようなからだを治すために、宗哲さんは、
体表面のコリや痛みだけでなく、 深い部位の硬結に注目。

深部に生じた硬結(仙骨付近のそれを特に重要視)
を取り去ることで、
生命力を根本からアップさせ、その内側からの力で、
 個々の症状を取り去っていく。

その点が、
ツボや経絡といったものを通じて治療する鍼術と違うところです。
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一言でいえば、
もう、1年ごとにからだが変わっていくのが、
患者自身、わかるハリで・・・・。

からだは心で、心はからだ。からだと心はもとよりひとつ。
体調がよくなると、
嫌な事柄に「ノー」が言いやすいし、意欲も勇気も湧きやすいし、
機嫌のいい日が多くなるし、余計に緊張しないですむし、
見た目も明るく元気になっていく。
そんな「なりたかった自分」に、変わっていく。

いや、体調だけじゃない、プラス養生だわね。
そのコラボで「なりたい自分」を引き寄せる。

「スパッツをシッカリと履く」とか「疲れたときは早く寝る」とかの、
その人にしかできない養生が、
当たり前のようにできるようになると、
皆さん、不思議と精神的にも強くなっていくようです。

強さというものはたぶん、自分を引き受けて生きていく中で、
育まれていくものなんでしょう。

「なりたかった自分」に年々近づいていくって、
誰にとっても嬉しいことだから、
それでウチは長い患者が多いのかもしれない。
なんせ80パーセントは5年以上来てくれてる方たちだ。

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私はこのハリ術を、町田栄治先生から、教えていただきました。
だからさらに詳しく知りたい方は
「石坂流鍼術の世界」(町田栄治編著  三一書房)を読んでね。
といっても、これ、決してわかりやすい本じゃないけど。

町田先生は、
石坂流を代々受け継ぐ名門のハリ医者の家に生まれ、
幼少の頃から修行。
身に着けたその術を、長い年月かけてさらに深め、発展させて、
独特の身体観、鍼術を持つに至った。

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ハリもそうだけど、この人、生き方も独創的。

私が習っていた頃は,長野の佐久で、野菜を育てながら
癌などの重病人を自宅に引き取って治療。
(治療代は一説に、まとめて200万とか、300万とか)

そして 月に一回上京、
文京区の狭いアパートで十日間ぐらい治療していた。
一方で、詩を作り、絵も描いていた。

口数の少ない、古武士のような風格の人だったけど、
もうずいぶんお爺になっただろうなぁ・・・・・。

正直言ってニガテ、でも深く敬愛。
町田先生は、私にとってそんな方です。


2012/03/27(火) | 石坂流ってどんなハリ? | トラックバック:(0) | コメント:(1)

[ケア・オール・ジャパン]------ 被災者を、この身の技で助けたい!

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3・11後に、目黒区の鍼灸師、若林理砂さんの呼びかけで、
プロの自然療法家たちが集まって、
「ケア・イースト・ジャパン」という支援グループを結成。

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ボランティアとして現地に行くだけでなく、
東京で暮らす被災者にセルフコントロールの方法を教える会を開いたり、
またメィンの活動として、それぞれ治療院で、
被災者や支援ボランティア・自衛隊等のみなさんを
1回無料で治療するという活動を行って来ました。

もちろん私も直ちに参加。
でもね、活動って土・日がほとんど。土・日はウチの治療日で、
なんせ週に3日しか働いてないから、休むわけにいかない。

都心から離れているせいか、無料で治療したくても、
被災者もボランティアも自衛隊員も来てくれない。

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で、しかたないから、
調布にできた避難所に指圧のボランティアにいったり、
また「ラブ&ピース」の北原みのりさん運転の車で、
石巻から小さな島に渡って、
何か人助けできたらいいなぁと、ボランティアの旅に出たりエトセトラ。

でもそうこうしてるうちに、患者の一人が癌になってしまった。
そこのお宅に週1でボランティア治療に行ってたら、
なんと今度は副医院長のヤマの具合が悪くなってしまって・・・・。

ンなわけで、
心ならずも気持ちだけのものになってしまってる、私のボランティア活動。

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でも「ケア・イースト・ジャパン」の方は、そんな私と関係なく、
熱心に活動を続けて、1年後の現在、
「ケア・オール・ジャパン」と名前を変えて、さらに意欲満々。

これからは日本全国どこでも、災害が起きたら
直ちに馳せ参じて人々を助けようという、
志の高い、恒常的な、機動力のある
ボランティアグループへと変身しま~す。
いや、すでにしました。

リニューアルはしましたが、
被災者やボランティアを、1回無料で治療するという活動は今後も継続。

どんな困難も、体調次第で、つらさが違う。
お近くでへばっている方がいらっしゃつたら、
このグループ、「ケア・オール・ジャパン」を、ぜひ教えてあげてくださいね。


            グループについて、さらにお知りになりたい方、
            また無料治療を受けたい方は、こちらをクリック

2012/03/31(土) | 「ケア・オール・ジャパン」のこと | トラックバック:(0) | コメント:(0)

漢方薬がブームなんだって。でも・・・・。

漢方がブームなんだって。
ブームを作りたい週刊誌がそう言ってる。

週刊朝日6月8日号に
「漢方が処方できる全国医療機関1721」という
特集が載っていた。
ふーん。

キャッチコピーに
「【日本東洋医学学会】が定める専門医、指定研修施設もわかる!」
とあった。
学会が認める先生なら、腕がいいだろう。そう素人は思うから、ね。

そこにに紹介されている「名医」の何人かを知っている。
行って処方を受けたこと があるから。
でもねぇ・・・・・。

「飲んでもめったにヒットしてくれない、漢方って難しい世界だね」
というのが私の正直な感想。

先日も駒込の名の知れた漢方医をはるばる訪ねてみた。
(この先生ももちろん名医の一人としてカウントされている)。
その道ウン10年の年配の先生で、
30分くらい、丁寧に聴診器を当て、 おなかに触り、舌を診て、
脈をとってくれた・・・・ので、 「これは!」と思い期待したんだけど・・・・・。

症状がすぐさまとれなくてもいい、
でも何となくだが、からだの風向きがいいようだ、
食欲も少し出てきたし・・・・
というくらいの変化は起きてくれないと、ね。

駒込のは飲んでもウンでもないスンでもない。
なんだこりゃと言いたくなるくらい変化が起きなかった。
薬が10日分で1万3千円也。
薬だけ出せば、煎じるのは患者。
漢方っていい商売だなぁ。

とかくイエス・ノーがハッキリ言えないと、
まずいことになりがちな世の中。
漢方医に行ってもそうよ。
 駒込のお医者さんは80歳代の
、いかにも漢方に精通してそうな名医然とした方だったので、
相手の言うままに10日分の薬をもらってしまった私。
あぁ、サルも木から落ちるで、恥ずかしい。

私以上に「ノー」が言えない方々に、この際アドバイス。

① 最初はできれば3日分だけ薬を出してもらうのがベスト。
  それが無理なら5日分か7日分にしてもらう。

それというのも、漢方の薬というものは、
医者が一方的に決めて飲ませるものではないからです。
患者が飲んでみての感想、
たとえば便がゆるくなったとか、食欲不振はかわりませんとか、
痛みが少し軽くなりましたとか、咳は相変わらずよく出ますとかの
患者の感想を参考に、 1度処方した薬を微調整していくのが、
漢方の正しい処方の仕方だからです。

いろいろ調整してもらって、体にフィットしてきたら、1か月分もらう。

スタッフの張さんに聞いたら、
中国では「最初は3日間分の薬が処方されるのが普通で、
それを飲んでみた感じで、薬を調整してもらう」ということでした。 
 
今回は木から落ちてしまった私ですが、
今まではまず3日とか1週間飲んで感想を伝える・・・というセオリーを
、いつも守ってきたのよ。 
それなのに、「これだっ!」という、
私の症状にぴったりの薬を処方されたこと って、ほとんどないかも。
 何回か通って薬も変えてもらって、でも全然効かないので、や~めた
が7で、微熱だけでも楽になってうれしいが3。そんな打率です。。
野球なら、3割打てれば凄いけど

藁をもつかみたくて漢方に行くのに、
なんで漢方って、こんなにも打率が悪いんだろう。

思うに、漢方が細かく流派に分かれていて、
漢方医が自分の属する流派の処方に捉われていて、
病気ではなく、病人を治す・・・・ということをおろそかにしているせいではないのかしら。

保険が効かない場合、漢方はハンパじゃなくなく値段が高いから
(普通1か月分で2万円前後)
効かない薬を1か月分出されてしまうことのないよう、
とにかく最初は3日分、長くても1週間くらいにしてもらいませう、ね。
 
漢方もからだに合わな薬を長期に服用してたら害がある
、副作用がある…ということを忘れずに。

② 煎じているときの匂いや、飲んだ時の味が、嫌いじゃない。
  ということも、自分に薬があっているかどうかの目安になります。
  
あっているかどうか知りたいときは、例のOリングテストで調べるのもいいかもしれない。
(Oリングテストについては「自分で治す冷え症」(マガジンハウス文庫)を見てね)

自分のからだに聞いて、からだから教えてもらって薬を決めていく漢方。
決め手は「何となくそう感じる」というからだ感覚。
なんとなく・・・・っていう、患者のからだ感覚を無視しない医療。

めったにヒットしない。
でも、私は漢方が好き。

 





2012/04/01(日) | 季節の養生・そのコツを | トラックバック:(0) | コメント:(0)

残り少ない日々を・・・・・。〈実録〉ヤマの1日。  (12年・4月26日)

ヤマを撮るために、携帯を新しいものに。
世の中の風潮に少し逆らいたい私が、
初めて手にしたカメラ付きの、それも13000画素とかいうやつ。
どんなによく撮れるかと思ったら、結局カメラは、
「ブレないで、素早くパチリ」に 尽きるんだとわかった。
難しいもんだなぁ。


朝7時

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ね、眠い・・・・・

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うるさいなぁ、だれ?
 

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ヨロヨロ~~~  おはよー

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起きたら食べる

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食べたら寝る

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ひたすら・・・・・

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でも、1日数回の、副院長回診は欠かさない

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回診は凛々しい顔で・・・・ その①

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凛々しい顔で・・・・・・その②

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顔疲れ

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またまた、ひたすら・・・・・・

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目を覚ますと、
時々ヒッソリと、遠くを見つめてる・・・・その①

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見つめる・・・・・その②
この頃のお気に入りの場所は台所

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特技も、ある

その①  時たま、意味なく固まって動かない(老化現象か?)

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その② いつでも、どこでも、眠れちまう

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現実(うつつ)と、夢のはざまで・・・・

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あぁ~~ ん

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あぁ~~~~~~ ん

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夢の中ではいつっも若い

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夜は必ずカーボンを、かける。
右半身やったら左半身、肛門にも。計3台の光線器を使って。

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仕上げはおなか。
カーチャンの膝に寝そべって(抑え込まれて)大人しく

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特技その③  
半睡半醒  瞑想は寝ながら

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・・・・やがて夢幻へと

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         (フォト: 田中美津、ヘルプ:なかうま   12・4・26)





















2012/04/26(木) | 山ちゃん写真館 | トラックバック:(0) | コメント:(1)

長引く風邪と、歯槽膿漏、捻挫の話

今の時期に、風邪っ気が抜けないという人は、布団のかけすぎかもよ。

今年は5月になっても何となく肌寒い日が続く。
それだから、例年なら薄い毛布や布団に変えているのに、
それじゃ寒いような気がして、かけすぎてしまうということがあるようです。

朝起きると何となく体が汗ばんでる。
睡眠をしっかりとっているのに、朝起きた時の気分がパッとしない。
風邪がいつまでも抜けない。食欲がない。微熱っぽい。
・・・・という人がいたら、一度夜具の点検を。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、これは買い置きしておいた方がいいよと思う
品物を2点ご紹介しますね。

一つは、「茄子のヘタの黒焼き」
そんなもん、どこで売ってんの?って声が聞こえてきそう。
売ってんですよ、ちゃんと。自然食品店に。

これは歯茎が腫れてきた時、
すなわち歯槽膿漏化しつつある時の妙薬です。

歯を磨いた後、指にこの黒い粉をつけて、歯茎を磨く。
その時に指に力を籠めずに、柔らかくこするのがコツ。

つい最近、私も腫れてきた歯茎をこれで助けたばかり。
ご家庭の必需品だなぁと、改めて思った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

買っておくといいよ【その2】は、
「里芋としょうがの粉」のパックです。
商品名はなんというのかなぁ、忘れた。
(後で手に入れて写真も掲載しますね)

これは打撲や捻挫した時の妙薬。

何年か前の話ですが、南米コスタリカに行った時に、
急流をボートで下っていくスポーツ、リバーラフティングに参加したのね。
ラフティングは以前からやっていて、
「怖い!面白い!怖い!」面白い!」の連続がいい。

でもその時はガイドがミスったのか、
偶然乗り合わせた8人が、必死で漕いでたら突然、
ボートがガバッと90度に立ち上がってしまい、
カナダやドイツの人たちと一緒に、あっという間に
水中に投げ出されてしまって・・・・。

すぐに助けられたんだけど、水の中で足が岩にぶつかった。
大したことないと思ってたら、夜になったらダンダン腫れてきて、
ズンズンと痛んできた。

明日はニューヨークに行く日だ。何とかしなくちゃ。

で、取り出したのが、カバンに忍ばせておいた「里芋湿布」の、この粉。
これを水で溶いて、伸縮性のある下着に塗りつけて、
腫れてきた足やくるぶしにしっかり巻きつけた。

痛みもほとんど感じずにぐっすり眠って、
朝になったら、少しびっこを引く程度に回復。
大きな荷物を引きながら、予定通りニューヨークに出発できた。

この湿布薬、打撲だけでなく、
捻挫した時にもすっごく役に立ちます。

あのね、この際言っときますけど、捻挫で医者に行くのは考えものよ。
行けば、冷やす湿布薬をガバッと貼られる。
冷やすのも最初はいい。が、そんなもんいつまでも貼ってたら
冷えからリンパの流れも血流も悪くなって、治りが大幅に遅れてしまう。

捻挫は「関節の位置異常」を引き起こす。
だから、甘く見てはダメ。
骨折するより、捻挫の方がのちのち悪いことを引き起こす・・・
といわれているくらいで。。

ちゃんと治すために腕のいい「骨接ぎ(接骨医)」に行くのもいいかも。
でもたいていそこでも冷やす湿布を貼るから、それは1日くらいにして、
サッサと「里芋湿布」に切り替えるのがベストの対処法。

「オバーチャンが残してくれた我が家秘伝の湿布薬を貼りたい」と、
医者や骨接ぎの先生に言えるようにならないと、
自分のからだは、守れませんっ!

里芋(なければジャガイモで)をすったら、ショウガをすって、
そこに小麦粉を入れて粘らせたものを貼るんでもいいが、
やっぱ打ったり挫いたりで、痛くて手足が動かせない場合が多いんだから、
買い置きをお勧めします。

里芋湿布の粉も自然食店に売っている。
茄子もこれも、大した値段じゃない。
両方とも、密封しておけば、何年モノでも使える。

こんなスグレものがあるって知らないなんて、人生の損失ぢや。
と、私などは思うけどね。


















2012/04/30(月) | 季節の養生・そのコツを | トラックバック:(0) | コメント:(0)

そんな死んでる目じゃ、原発なくせないよ ( 12年5月)

5日の子供の日に、久しぶりに脱原発のデモに行った。

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でも、直前まで決心がつかなかった。どうしょうかなぁ。

今日はすべての原発が止まる日だ。
この5月の薫風を受けて、私ら反原発派は一層の盛り上がりと決意を示したい。
でも、きっと今日も1万人に満たないデモなんじゃないの。
こんな時でもそんな程度しか人が集まらないなんて、
デモやってかえって〈敵〉から見くびられてしまうってことはないんだろーか。
(当日は主催者発表では5500人、でも実際は3000人ほどって感じだった)

大変な地震国なのに原発を稼働させてる
オバカな極東の国、ニッポンで起きた大惨事。
それなのに遠くの ドイツやフランスでの反原発デモ
の盛り上がりはどうだ!
自分たちの問題として、すぐに5万、10万人と集まってデモする人たち。
凄い、うらやましい。

自分の問題として、一人一人が考える。
そういう癖というか、物の見方、考え方が身についてるのね。
それだから「これは大変!」と思ったら、ワッ~とビビットに反応する。

それに比べて、日本人はどうだ!未だにお代官様頼み?
死ぬのは厭、汚染された食べ物は怖い。
でも、誰かが何とかしてくれると思ってる?
デモなんかに行ったら親・兄弟、同僚、隣近所がどう思うか、
それが気になる?
あんな事故があっても、意思表示しょうと思わない日本人って、
なんなんだろう。

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日本の民主主義はカタチだけ。
そのことを思い知らされるのが嫌で、
それで反や脱の原発デモに行く前に、私はいつも躊躇する。
結局、行くんだけどね。

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2012/05/03(木) | 近況報告 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

原発をなくして、この国を好きになりたい

(「近況報告」の続き)

この日のデモで一番気になったのは、参加者たちの目、まなこ。
なんだか死んでるよ、みんなの目。

退屈だと、目、死ぬのよね。
実際退屈だったもん。

メーンステージ(というほどのものじゃないが)で繰り広げられる
主催者である著名人たちの挨拶、現地からの報告
・・・・見飽きた進行、 聞き飽きたアピール。

久しぶりの青空、
さんさんと降り注ぐ光の下で、ぼーっとそれを見ているだけの参加者。
虚脱を吸って、退屈が吐き出されていく。
芝公園の木立の間を、無気力が満たしていく。

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前述したように、この日は「原発ゼロの日」で、
モチロンそれは勝ち取ったと言えるようなものじゃない。
と、百も承知で、
しかしながらここは一番、
今後の脱原発運動を勢いづかせるために、もう積極的に喜んでしまう。
そういう戦略しかないと思うのね。

それなのに、この元気のなさはなんなんだ!?
この死んだような目、目、目は!?

私思うに主催者は、
参加者を「数」としてしか見てないんじゃないの。
「ゼロの日」にこれだけ集まりましたの既成事実が欲しい。
メディアに取り上げてもらうには、それが必要、
いわばそれが彼らの戦略で、
それゆえの呼びかけただったんじゃないの。

主催者の顔は外に、メディアの方に向いてて、
自分も参加者の一人にすぎないということを、
忘れてる・・・のかも。

言い過ぎかもしれない。でもそんな気がしてならない。

参加者を、受け身の、ただ話を聞いてるだけの人にするな。
「私のチカラ、俺のチカラ」を一人一人が実感できる場づくりを、
もっと私ら考えなくちゃ。

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独裁政権を倒し、 中東に春をもたらした、かの地の大衆運動。
それに大きな影響を与えたのがジーン・シャープっていう学者で、
非暴力を前提に、一人一人が生き生きと参加することで
生まれるチカラを信じなさいと彼は説く。
http://www.dailymotion.com/video/xp7wsu_yyy-yyyy-yyyyyyyyy_news

単に説くだけでなく、
具体的に「こんな風にしたらいいよ」というアイディアもいっぱい言ってる。

彼に習って,日本の脱原発運動も
シンボルカラーくらい決めたらいいのに。
仮にそれが茜色なら、
「明日は頭に茜色のリボンを飾ろう、鉢巻をしよう」とか、
「頸の周りに茜色のスカーフを巻いて、靴下も茜色に」とか、
「車いすに茜色のリボンを巻きつけよう」とか、
「Tシャツを茜色に染めてしまおう」とか、
一人一人が、「我こそ主役」の気持ちで頑張れる。

要は、自分の参加がちゃんとチカラになっている!
と感じられるかどうかの問題なのよ。
「その他大勢」でしかないから、目が死ぬ。

と、ぶつぶつつぶやきながら帰宅して、
会場でもらった4月20日付東京新聞の記事を見たら、なんと
「脱原発を目指す市民団体は、
【原発ゼロ記念日】実現のシンボルとして、
緑色のこいのぼりを掲げる運動をスタート」とあった。

えっ!?
会場で見かけた、
あの、思いっきり気持ち悪い、薄緑色の小さな紙の鯉のぼり、
あれ、シンボルカラーだったの!? ぞぞ~つ。
薄緑の下に、似たようなぼやけた色の鯉のぼりが2つ付いてて、
いまどき、どこに頼んだらこんな病的な発色の鯉のぼりが
できるんだっ!ってシロモノよ。
集めたカンパであんなもん作ってるって、もう信じられない。

誰も、何にも、言わないのかしら。フシギ!!

すべての大人たちは、
すべての子供たちに、その未来に、責任を負っている。
この戦いだけは負けられない。

う~む、やっぱ、ここは一番、
おばんが集まってかっこいいグループ、立ち上げたいなぁ。
立ち上げて、7月に予定されている大きなデモに参加できれば・・・・。
グループの名称は「脱原発おばんも!」ってどうかしら。
「脱原発中野も}というグループがあるとかで、そのパクリだけど。

「こんな地震国に原発」という、そもそも根本が間違っている。
それなのに事故の責任も検証も対策も不十分なままに、
ただただ再稼働を急ぐ野田政権。

再度似たような事故が起きたら、たぶん私たちは国を失う。
この戦いだけは負けられない。
勝って、この国を、日本人を好きになりたい。







2012/05/03(木) | 原発を止めよう! | トラックバック:(0) | コメント:(0)

いよいよ、ヤマが老いてきた!  (12年・5月5日)

大変だっ!

ヤマがぺたぺたヨロリヨロリと歩いてきて、
いつものように立ち止まった。
と、微妙にぐらぐらと、下半身が揺れているではないか。
あれ、静止ができなくなってる!

鍼灸師田中美津の治療院れらはるせ

な、なんと、これは!!!!!?????
下半身、主に後ろ足の筋肉が弱ってきて、
姿勢の保持ができなくなってる。

いよいよ寝たっきりに・・・・・?!
ネコの車いす・・・・・?!
オムツが必要・・・・?!

グルグルと頭の中をいろんな問いが駆けめぐる。

老化は突然やってくる。
いよいよヤマの命も最終段階に入ったということなのか。

それにしても・・・・、
ウンコするときは少し腰を持ち上げてやっている。
もし、その時に静止できずコケテしまったら、
毛にウンコがべったりという、
悲惨な事態になりゃしないか、これからは。

あぁ想像しただけで人生が暗くなる。あな、おそろしや、おそろしや。

鍼灸師田中美津の治療院れらはるせ

毎晩カーボン光線をあてる。
30分近くあてるもんだから、
この頃は10分すぎるとむずかり始める。
叱ったり、♪ヤマちゃん、ヤマちゃん、ポンポコポンのポン♪とかの
歌をうたってあげながら、何とかもたせる。

抵抗が激しくなったのは、それだけ元気になったせいだろう。
ウン、この分だとあと1年くらいは大丈夫かも・・・・
と思ってた。そう思いたかった。

カーボン光線は骨量も増やすし、筋肉も強くする。
あぁ~、もっと前から、元気なうちから、
あててあげればよかったなぁ。

寝方もおかしくなっている。
これ、横になってる姿なんだけど、後足が縮こまって体が微妙にねじれてる。
こんな寝方、初めて見た。

鍼灸師田中美津の治療院れらはるせ

これを書いてる私の周りを
ヤマがぺたコン、ぺたコン歩きまわる。
次の餌が欲しいんだな。

歩ける。でも、ちゃんと立っていられない。

鍼灸師田中美津の治療院れらはるせ

老化は突然やってくる。不均衡にやってくる。
どうもそういうものらしい。

下(しも)の世話をすることなく、
逝ってしまった、いや、逝ってくれた両親。
ヤマのおかげで、やっと、
老いるということが、
そして介護することの大変さが、私にもわかってきた。

老々介護。
でも、今のところまだ、
テレビを見ながら居眠りする以外に、自分が老いたなぁと実感することが、
ま、そりゃなくはないけど・・・・
って程度ですんでる私。。

1句できた。
ヤマを見て 明日は我が身か 春嵐
           (竜巻や突風が荒れ狂った5日に)

追記
下半身ぐらぐらは一時的なことだったのか、
今は前のように少し不安定だが、なんとか立っていられるようだ。
デモ、下半身から崩れていきそうだったあれは、いわば予告編。
気持ちがシーンとしてくる。一層の覚悟が必要。





2012/05/06(日) | 山ちゃん写真館 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

副院長ヤマちゃん  (12年3月)

「れらはるせ」の副院長猫のヤマちゃんは、
現在慢性じん不全状態。

田中美津の治療院  れらはるせ

推定年齢20歳。 人間なら100歳をとうに超えてるか。

毎晩その小さなからだをカーボン光線器3台で照らして治療、
それが効いてるのか、まだ歩いたりすり寄ったり鳴いたりできる。

「あんまり苦しかったら死んでもいいよ」と言いながら、
何とか1日でも長く生きて欲しいと願っている田中です。
                             
                       「ヤマちゃん写真館」は、こちらから

2012/05/06(日) | 近況報告 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

「3・11を心に刻んで」(岩波書店刊)  (12年3月)

3・11をテーマに、池澤夏樹さん・梨木香歩さん・田島征三さんなど
30人ほどの方々と書きました。
田中美津の治療院  れらはるせ


地震後すぐリレーのように毎月3人ずつ書いていった短い文と、
今年1月に書いた長い文の2種類がが掲載されていて、
私はみなさんの短い文の方に、
より感銘を受けました。

感銘なんて言葉を自分が使うなんて・・・・と思うけど、
そういう時もあるのさ、私だって。

読んで、気持ちががシーンとなり,
そして少しずつ潤ってくるのを感じた。。

2012/05/07(月) | 近況報告 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

青森・八戸の「えんぶり」を見に行きました (12年2月)

久しぶりに旅に出ました。
2月16日から2泊3日の日程で、
豊穣祈願のお祭り「えんぶり」を見に、八戸に。

こんな真冬に、厳寒の青森に行こうと思うなんて、
私も丈夫になったもんだ。

田中美津の治療院 れらはるせ

祭りも八戸の人々も、とても素敵だった。
詳しい話を聞きたい?ではこちらから

2012/05/08(火) | 近況報告 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

『いのちの思想』を掘り起こす

岩波書店の「『いのちの思想』を掘り起こす」[2011年10月刊)
という本に、脇坂真弥さん(東京理科大准教授)が、
「田中美津」をテーマに一章論じてくださっている。

田中美津の治療院  れらはるせ

うーん、私以上に私を深く探ってくれているなぁ・・・・。

2012/05/09(水) | 近況報告 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

だんだん、だんだん、悲しいけど、だんだんに  (12年・5月11日)

ゴールデンウィークが終わって今日から仕事。
来る患者さんたちが、口々に言う。
「痩せたね、ヤマちゃん」、[老けたね、ヤマちゃん」。

そ、そぉお?
この間下痢がなかったので、
体調良くなるんじゃないかと、期待してたんだけど。

夜に息子が来て、彼も、「今までに一番老けて見える」と。

寝る前にふと見たら、ヤマがグタッと寝ていた。

鍼灸師田中美津の治療院れらはるせ

鍼灸師田中美津の治療院れらはるせ

鍼灸師田中美津の治療院れらはるせ 

うぅ~ん、た、たしかに微妙に老けてきた!

がんばれ、がんばれ、がんばってくれよな、ヤマ君。



鍼灸師田中美津の治療院れらはるせ  


2012/05/11(金) | 山ちゃん写真館 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

この食欲がある限り・・・・・

先週の日曜日のことです。
夜7時になっても治療が終わらない。

ヤマがぺたコン、ぺたコン、治療台の周りを歩きながら、鳴く。
おなかがすいたんだな。よし、よし。
私も泣きたい。うぉ~ん、うぉ~ん。
もう、11時間もぶっ通しで働いている。


と、不意にヤマがベッドに飛び乗ってきた。
ひゃぁ、お前、まだそんな元気あったの?

顔をくっつけてきて、「オレを忘れてんじゃないの」と。
大丈夫だよ、忘れてるもんか。

飛び降りるときに足でも折られたら大変だ。
抱えて下す。

しかし、また5分後に、再びピョンと飛び乗ってきた。
なんだかうれしい。元気じゃん、ヤマ。

喰いたい一心の頑張りだ。
この食欲がある限り・・・・。

無理やり生かそうとは思っていない。

食欲が目安だ。

2012/05/16(水) | 山ちゃん写真館 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

静かな諦めを、祈りという

携帯のカメラではもの足らなくて、
とうとうデジカメを手に入れた。

うちのヨタヨタ君はケツコー日本経済に寄与してるなぁ。

痩せこけて、淋しそう。でも・・・・・。
ヤマは1日1日、何かを脱ぎ捨てていってる。

静謐と、諦観は、紙一重。
そのことに、今頃気が付いた。


鍼灸師田中美津の治療院れらはるせ 





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2012/06/05(火) | 山ちゃん写真館 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

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