春画展に行って思ったこと

先日【春画】というものを初めて見た。それも1度にたくさん!

日本初の「春画展」が、目白台の「永青文庫」(細川家所有)で開かれてる。
好奇心に手足の私は、こんな時にでも見ておかないと・・・・と、さっそく駆けつけた。
頑張って朝早く行ったのに、もう一杯の人だ。
女性も結構来てるし、若くはないカップルもあちらこちらに。一番多いのは
やっぱ中年のおじさんたちで、それらみんなでぞろぞろと列を作って鑑賞。

見始めてすぐにわかったことは、
春画って男女のつがってる状態、すなわち性的結合を見て楽しむ絵だということ。
もう、これでもか、これでもかと、似たり寄ったり、組んずほぐれず、
そのものズバリの色事に次ぐ色事。

1枚見たらギョッ!だけれど、こう何枚も何枚も見せられてると、あぁまたこれって感じ。
もっといやらしいものだと思っていたのに。期待外れで、なんだか退屈。
男たちがやたら巨根ぞろいで、それが笑えるけれど・・・・・・。。

そうこうしてるうちに、
春画って男から見た色事なんだって気がついた。
だって上半身は乱れがなくて、乱れて露出してるのはお尻から下の部分ばかりだもの。つまり、
もっぱら男のモノを、女のそこに入れることばかりに熱中してるのね。
おっぱいに触ったり,肩を咬んだり、耳に息を吹き込んだりの秘め事はない。

うん、わかったぞ、春画って男の快楽中心なんだ。
だから退屈なんだ。

春画なんだから、見て大いにいやらしい気分になりたい。のに、ならない。
なんだ、つまらない・・・・と思いながらゾロゾロ進む。

そこへ北斎、歌麿が登場!
あっ、な、なんだ、なんだ、このゾクゾク感は!

超有名な北斎、歌麿。凄い技量だと、むろん以前から知ってはいたけれど・・・・。
彼らの凄さの本質、それは彼らって男であって女、女であって男の、両性具有の人たちなのだ。

天才は両性具有。彼らの絵には、女の快楽が、深く艶々と描かれていた。

かなり少なくなってしまった己が肉欲。それををアンテナにして、
私はその日春画を見ていた。
わからない世界だけれど、春画はそんな風に見るものだという気がしたから・・・・・。

口づけしながらのけぞる男女、つがいつつ、おっぱいをやさしくまさぐる男の手、
女の首筋に顔をうずめる男の恍惚・・・・・・。
わぁ~、感じる、感じる。うっとりと、そこはかとなく見る者たちも濡れていく。

一番有名な浮世絵って知っている?
それは北斎の、蛸に吸われて絡まれて恍惚状態になってる女体を描いた絵だそうな。
う~ん、そうか、なるほど、これ、感じるもんなぁ。
世界中の女たちが、この絵を1番にしているのだろう。

蛸もいいけど、でも私の一番は、
歌麿の「歌まくら」に描かれた抱き合ってる男女の顔つき。
あれが、たまらなく好きだ。
生きる喜びにあふれた男女和合のひとときが、匂い立っていて・・・・。
いいなぁ、こういうの。


普通の浮世絵は、女たちの顔がみんなおんなじ。取り澄ましたのっぺり顔で。
でも、あんな大らかな、表情豊かな浮世絵もあるんだね。

浮世絵は春画がいい。
なぁ~んて、わかったようなこと言いたくなりそう。

息子には、ぜひ行ったらいいよと勧めたけれど、ハテサテ・・・・・・。
12月23日までやってます。
















2015/11/01(日) | 未設定 | トラックバック:(0) | コメント:(1)

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2016/12/21(水) 17:06:35 | | [ 編集]

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